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経理の人件費を削減して、会社をもっと強くする方法

なぜ今、“経理コストの見直し”が会社の強さに直結するのか?
「人件費を削る」と聞くと、どうしてもネガティブな印象を持たれるかもしれません。
しかし、経理における人件費削減は、コストカットではなく“会社の体質改善”につながる戦略的な一手です。

特に今のような不確実な時代においては、売上を急激に伸ばすよりも、固定費を見直して経営の土台を安定させることの方が、よほど現実的で、効果が出やすいのです。

🔍 固定費の中でも「経理」は盲点になりやすい

営業や製造などの現場は目に見えるのでコスト管理しやすい

一方で経理・バックオフィスは「必要経費」として放置されがち

毎月かかる人件費が、実は大きな固定費の一部になっているケースも少なくありません

しかも、業務の多くがルーチンワークであるため、効率化や外部化によって大きな削減効果が見込めるのも経理部門の特徴です。

📈 「強い会社」は、ムダなく回る経理体制を持っている
例えば、次のような体制を整えている企業は、コストを抑えながらも高い精度とスピードで経理業務を回しています:

・経理業務の一部または全部を外注化(経理代行)

・手入力ではなく、クラウド会計やOCR(文字認識)を活用

・月次試算表を翌月初に確認でき、キャッシュ管理もスピーディー

こうした「ムダのない経理」があるからこそ、資金繰りにも余裕が生まれ、攻めの投資や判断をタイムリーに行える体制が築けるのです。

💡 今こそ、“守り”を固めるタイミング
人手不足、物価高、社会保険料の上昇、取引先の値上げ要請…
あらゆるコストが上昇している今、**経営者が最初に見直すべきは「固定費の中のムダ」**です。

その中でも、

・業務が属人化している

・毎月の処理が遅れている

・現場の負担が増している
という状況なら、経理体制を見直すことで会社の“足腰”が確実に強くなります。

経理業務のどこに“ムダな人件費”が潜んでいるのか?

経理部門は会社の「裏方」であり、「数字を扱うプロ」として大切な存在です。
しかしその一方で、効率化されずに長年の“慣習”で回っている業務が多く、ムダな人件費が発生しやすいのも事実です。

ここでは、経理の中でも**特に見落とされがちな“ムダの温床”**となっている業務を紹介します。

①手作業・アナログ処理が多すぎる
紙の請求書を1枚ずつ確認・仕訳して会計ソフトへ手入力

・Excel台帳を個別に作成・管理

・銀行の入出金明細を印刷して、目視で照合

・給与計算や振込処理も“電卓と紙ベース”

こうしたアナログ処理が積み重なると、本来数十分で終わるはずの作業が数時間かかってしまうことも。

さらに、ミスが起きやすく、その修正にまた時間がかかる――
「作業量」と「ミス修正」が人件費を膨らませている典型的なパターンです。

② 業務が属人化していて、効率が悪い
・特定の担当者しか分からない処理ルール

・引き継ぎがない、または属人的なExcel管理

・担当者が休んだだけで業務がストップ

こういった状態では、業務を標準化・分業化できず、一人の負担が重くなりがちです。
人件費の問題だけでなく、退職や長期不在のリスクにも直結します。

また、属人化している経理ほど「同じ処理を複数人で確認」することになり、**無駄な“ダブルチェック人件費”**も発生します。

③ システムを活用しきれていない(または導入されていない)
・会計ソフトは入れているが自動連携を使っていない

・経費精算が未だに紙とExcel

・銀行明細や請求書の自動取込が未対応

ツールが存在していても**「使いこなせていない」状態では、結局アナログと同じように人手がかかります。
これではIT投資の意味がなく、無駄な人件費が温存されたまま**になります。

💬「うちの経理は忙しい」=ムダが潜んでいるサインかも?
・毎月末は残業が当たり前

・書類の処理に追われて試算表が出てくるのが遅い

・担当者が疲弊しているのに人を増やす余裕はない

こうした状態は、業務設計や体制そのものが非効率であるサインです。
一人ひとりが「がんばっている」のに人件費が高止まりしている場合、ムダを減らすだけで業務が楽になり、コストも削減できる可能性が高いのです。

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