経理・人事のことなら 名古屋・久屋大通駅から徒歩3分

記帳代行とは?経理代行との違いを分かりやすく解説

記帳代行とは?経理代行との違い

経営者や個人事業主の中には、
「経理の手間を外注できるって聞いたけど、記帳代行と経理代行って何が違うの?
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

実はこの2つは似ているようで、カバーする業務範囲が大きく異なります
違いを理解しておかないと、必要以上にコストをかけたり、逆に「思った業務をやってくれない」というミスマッチが起こりかねません。

この記事では、

  • 記帳代行とは何か
  • 経理代行とは何か
  • 2つの違いと選び方
    について分かりやすく解説していきます。

記帳代行とは?

記帳代行の概要

記帳代行とは、領収書や請求書、通帳のコピーなどを渡すだけで、仕訳入力から帳簿作成までを代行してもらえるサービスです。

具体的には:

  • 領収書や請求書の整理
  • 仕訳入力(会計ソフトへの入力)
  • 試算表の作成

といった作業を代わりに行ってくれます。

メリット

  • 本業に集中できる(経理の入力作業を丸ごと任せられる)
  • ミスが減る(専門知識を持つスタッフが対応)
  • 経理担当者を雇うよりコストが安い

デメリット

  • 請求書発行や振込処理、給与計算などは対応範囲外
  • あくまで「帳簿を整える」ことに特化している

 

経理代行とは?

経理代行の概要

経理代行は、記帳代行よりも広い範囲の業務を依頼できるサービスです。
いわば「経理担当者を外部に雇う」イメージです。

対応範囲の例:

  • 記帳代行業務(仕訳・帳簿作成)
  • 請求書の発行
  • 支払業務・振込代行
  • 給与計算
  • 債権・債務管理

メリット

  • 経理業務全般を丸ごと任せられる
  • 社内に経理担当を置く必要がなくなる
  • 規模が大きくなっても柔軟に対応可能

デメリット

  • 記帳代行よりも費用が高い
  • 業務範囲が広いため、依頼内容を明確にしないとコストが膨らむ

記帳代行と経理代行の違いを整理

項目 記帳代行 経理代行
対応範囲 仕訳・帳簿作成まで 経理全般(請求、支払、給与計算など)
費用感 比較的安い 記帳代行より高め
向いている人 小規模事業主、フリーランス、起業初期の会社 社員を雇うほどではないが経理を外部化したい中小企業
メリット コストを抑えて記帳業務をアウトソースできる 経理業務全体を外注し、経営に集中できる
デメリット 請求・支払・給与は対応外 コストがかかる、依頼範囲を整理しないと割高

どちらを選ぶべきか?

  • 起業したばかりの個人事業主や小規模企業 → 記帳代行がおすすめ
    → 記帳の手間を省き、低コストで本業に集中できる
  • ある程度の規模で経理業務が多岐にわたる会社 → 経理代行がおすすめ
    → 社員を採用せずに経理全般を任せられる

まとめ

「記帳代行」と「経理代行」は似ているようで、実はカバー範囲が大きく異なります。

  • 記帳代行 = 帳簿作成に特化したアウトソーシング
  • 経理代行 = 経理業務全般を外注できるサービス

あなたの会社の規模や、抱えている課題によって選ぶべきサービスは変わります。
「記帳が負担」という段階なら記帳代行、
「経理全般を外注したい」という場合は経理代行、
と整理すると分かりやすいでしょう。

 

上部へスクロール